アクサルタ、第68回世界自動車人気色調査報告書を発表
自動車塗色における主導的地位を堅持
- 全世界で最も人気の高い自動車塗色はホワイト。新車の81%が無彩色のホワイト、ブラック、グレー、シルバーとなっている。
- 多くの市場で人気色がシルバーからグレーへシフト。グレーの方が現代的で高級感のある色と受け止められている。
- 住居やファッションの動向に合わせて自動車塗色もグリーンとブルーがトレンドに。
フィラデルフィア - 液体・粉体塗料の大手グローバルサプライヤーであるアクサルタ(NYSE: AXTA)は、第68回目の世界自動車人気色調査報告書を発表し、路上で最も多く見られる自動車塗色が、ホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(15%)であることを明らかにしました。グレーは、世界全体で2ポイント上昇し、過去10年間で最も高い値になりました。
ホワイトは、過去3年間、世界市場全体の38%と安定しており、世界全体では10年連続で最も購入頻度の高い自動車塗色となりました。シルバーは、すべての地域で減少動向が続いており、人気は9%と1桁にとどまっています。ブラックは、前年から安定しており、高級車での人気が依然高い状況にあります。
アクサルタの「世界自動車人気色調査報告書」は、消費者向け自動車が生産されているすべての国のデータに基づいており、自動車メーカーが世界全体や特定の市場のトレンドやパターンを観察できるように、詳細な生産データを提供しています。
アクサルタ社のナンシー・ロックハート(グローバル・プロダクト・マネージャー)は、次のように説明しています。「この報告書に反映されている消費者の購買動向は、弊社の将来に向けた革新的な塗色開発の原動力になっています。このデータを弊社のお客様と共有し、業界をリードする弊社のカラー技術、市場との深いかかわり、トレンドデータを結集して、お客様との協力のもとダイナミックな塗色を実現できることを嬉しく思います。」
アクサルタは、デザインの最先端を追求する自動車購入者に革新的な塗色の選択肢を提供することに積極的に取り組んでいます。最近の自動車のトレンドは、グリーンブルーやグリーンイエローの色合いへの注目など、住居、ファッション、製品の最新トレンドと同調しています。このほかにも注目すべき点として、全世界でのグレーの使用頻度の上昇やこれらの色に命を吹き込む色のニュアンス、例えば、微小フレークによる色彩効果や少量添加される多彩なフレークがあります。
世界自動車人気色調査報告書の結果は、アクサルタによる2020年の自動車製造データの分析に基づいており、現在の市場動向を示す指標となっています。アクサルタは、自動車産業で使用される塗料の色に関する報告書を1953年から発表しており、現在でもカラートレンドの報告書の発表を続けています。また、アクサルタが毎年発表しているカラートレンド予測では、さまざまな色の予測が報告されています。将来の自動車塗色の状況は、自動車と消費者の嗜好の変化に合わせて変わり続けています。アクサルタは、車体にとって視覚的にも機能的にも有益なコンセプトカラーをデザインしています。詳細については、アクサルタの年次世界自動車人気色調査報告書とカラートレンド報告書をご覧ください。過去の報告書はこちらからご覧いただけます(英語版)。
アクサルタコーティングシステムズ について
アクサルタは塗料に特化し、革新的、カラフルで、美しく持続可能なソリューションをお客様に提供する、世界をリードするグローバルカンパニーです。自動車OEM、商用車両、補修用アプリケーションから、電気モーター、ビル、パイプラインまで、私たちのコーティングは腐食防止、生産性の向上、コーティングした材料の長期品質保持に役立ちます。塗料業界で150 年以上の歴史を持つアクサルタは、14,000 人の従業員が世界130 か国の10 万人以上のお客様のために、最高のコーティング、アプリケーションシステムとテクノロジーを提供するために日々、尽力し続けています。詳しい情報は、www.axaltacs.com/jp をご覧下さい。 YouTube アクサルタコーティングシステムズも併せてご覧ください。